飯田橋の名画座ギンレイホールで「Cold War」を見てきた!

ポーランド映画

着物とポーランド愛伝道師のポラ子です。

12月の平日はいつ定時であがれるかわからないので、
早くあがれた日がチャンス!と行ってきました。

ギンレイホール!

12/13まででございます。ラスト1本なので1,00円で鑑賞!

かつてレタリングやってたのでこういう看板は好きだな〜。

 

さて、ネタバレしない程度に内容を少し。

映画の冒頭は、主人公ヴィクトル達が農村を訪ねて民族音楽を探すところから始まります。

ポーランドに実在する舞踊団は「マゾフシェ」「シロンスク」です。

 

映画ではマズレク(Mazurek)となっています。
日本ではマズルカという言葉が定着していますが、これはドイツ語だそうで、ポーランド語的にはマズレクなのだそう。マズレクとは四分の三拍子の舞曲みたいです。

民族舞踊団を設立した主人公たちは入団テストをします。

そこにもう一人の主人公ズーラが試験を受けにきます。

その時にズーラは上層部に気に入られるように(文化啓蒙活動がソ連を見習っていたことを巧みに利用)ソ連のミュージカル映画の主題歌「心」を歌います。

このソ連の歌は、よく聞くと「スパシーバ」と入っていて、それと分かる用になってました。※ポラ子は6月に一度鑑賞済みなので気付けました。

 

ロシア語の心(シェルツエ)ポーランド語の心(セルツエ)

これがサブタイトルの二つの心にもかかってくる訳です。

主題歌ともいうべき民謡「2つの心」と共鳴しているのですね。よく出来た副題。

もちろん他の意味もあると感じるのは、映画を見ればわかりますね。

 

当時の舞踊団は社会的、経済的に保証されるので、ズーラはあることをしてまでその地位を守ろうとします。

それからすったもんだがあるのですが、、、

後は見てください。

っていきなり雑でしたか???
でもここを書くのは野暮ってもんでしょう。

 

替わりに映画の構成に触れておきましょう。

  1. 1949年 ポーランド
  2. 1951年 ワルシャワ
  3. 1952年 東ベルリン
  4. 1954年 パリ
  5. 1955年 ユーゴスラビア
  6. 1957年 パリ
  7. 1959年 ポーランド
  8. 1964年 ポーランド

とポーランドから物語は始まり、それから外国に渡る。
またポーランドに戻りエンディング、となります。

 

 

残りは、ポーランド語で気づいたことや聞き取れたこと、私の心の声(突っ込み)や好きなシーンをランダムに書いてみます。

 

突っ込みを思わず入れたシーン

ズーラがラスト近くでヴィクトルに逢いにいき、なんとか作った10分の間の会話。
ヴィクトル:「君の相手ができる普通の男を探せ」
(↑ズーラの相手ができること自体普通ではないってばさ!!と突っ込むポラ子)
ズーラ:「いないわ」(そりゃそうだ!と納得するポラ子)
ズーラ:「救い出す」
(どうやって???)

 

好きなシーン

パリで2人が会って、ヴィクトルがズーラをホテルまで送るシーンが私は好き。
ズーラがヴィクトルとキスをして、一度ホテルに向かうの。でもカツカツとヒールの音を響かせ、駆け戻り彼に抱きつくの。
珍しく素直になったズーラって感じで良かったな〜。

 

ポーランド語で理解できた台詞

ヴィクトルがポーランドに帰るとき、領事館で
「jestem polakiem(私はポーランド人だ)」と言ってました。これは造格ですね。

 

どのシーンだったか「愛するでしょう」ってセリフの時のbędę(ベンデン=未来形)が聞き取れた! ※6月に鑑賞した時点では未来形を習ってなかったから、全然わからなかったんですね。

 

あとはパリで2人が再会するシーン。
ズーラがヴィクトルに「恋人は?」と聞く。
Mam(いる)
Ja też(私も)
は聞き取れた。

って聞き取れて喜んでるけど、しれっと凄い会話なんだよね。

こんな愛してるのに、それぞれmamな状態が続く2人(笑)。

最後はどうなるのか!!!

ぜひご覧ください。

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