ポーランド愛伝導師のポラ子です。
書道のお稽古仲間と上野で開催中の「顔真卿」展を見に行ってきました。
午後に待ち合わせしたので、入場までに50分待ち。
風があり日差しが陰ると寒いのですが、お喋りしながら、また先生の資料を読みながら進んでいるうちに入場できました。
見所はたくさんあるのでしょうが、最近楷書のお手本としている虞世南の孔子廟堂之碑が見られたのは感動でした。
「先月のお手本の文字だ、ここから6文字が今月のだ」と実際のものを見ることが出来たのは大きな収穫でした。思ったより1文字が小さい。このスケール感も実物を見てこそ。
こちらは撮影OKでした。
みなさんのお目当ては顔真卿の祭姪文稿(さいてつぶんこう)だと思います。
この書が台湾を離れるのは、1997年の展示以来、今回が2度目とのことです。
詳しくは美術手帖さんのサイトのこちらを。
初来日だけに凄い列。これだけ別でさらに並ぶことになります。
やっと見ることができても歩きながら見なければならず、筆跡をたどることも、筆遣いを見ることも思うようにできず、待った時間に比して感動を味わうまではいきませんでした。日本に持ってくるに当たりご苦労もあったことと思いますし、待つ列を考えれば仕方ないのでしょうが、もう少し見たかったです。
あとはこの書を感じることが出来るように、自分の感性を磨くことしかないかなとも思いました。
何はともあれ、書道の深い深い世界を垣間みることができ、モチベーションは上がりました。
書とは人が出ます。
王羲之、欧陽詢、褚遂良などの字形の比較の映像などはとても興味深いものでした。
また顔真卿は明朝体の元になったというパネルもとてもためになりました。
練習として条幅で顔法にトライしたことはありますが、また書いてみたくなりました。
後世に多大な影響を与えた顔真卿展はの会期は2月24日(日)まで。
場所は東京国立博物館 平成館です。
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