着物とポーランド愛伝道師のポラ子です。
割れてしまったお気に入りのミレナのお皿の修復にチャレンジしました。
そのレポ第二弾です。〜金継ぎ その1〜はコチラ。

接着剤で貼り付けて乾かしたところからの続きです。
これだけ見事に割れていると、接着剤で貼り合わせても隙間があります。隙間は埋めるので問題はありませんが隙間が大きい場合は、との粉があるといいです。
これからチャレンジする方で、ヒビではなく、割れや欠けを修復したい方はとの粉を用意してからの作業をオススメします。
【手順3】
耐水やすりに水をつけ表面をみがく
私の場合は、あまりヤスリで磨いてません。そんなに支障なかったので。
しかも、ポラ子はせっかちで思い立った時にすぐやりたいので、との粉無しで進めました。
その分、金粉をたくさん使うことになりました〜。
たくさんお皿を修復したい方や欠けたお皿を修復したい方は、との粉はあった方がいいです(2回目〜)。
【手順4】
好みの色の新うるしを作る

【手順5】
ひたすら割れ目に塗り重ねていく
とこんな感じで作業しました〜。
隙間が多いので、永遠にこの地味な作業が続きます(笑)
失敗した時はどうするの?
対処法は2つあります。
- 乾燥前:除光液で拭きとってやり直せる
- 乾燥後:カッターの刃先で削って修正できる
そもそも、ゆらいだ線が味わいになるので、心配しないで作業してみましょう!
完成! 作業した感想は?
【手順5】の後に、1〜2日くらい乾燥させれば完成です!
仕上がりはこんな感じになりました。
ヤッター 見事復活!
で、感想です。
ポラ子の場合のように、完璧に割れたお皿は、との粉で隙間を埋めた方がいい!
と思いました(3回目)。
その理由は、
- 金粉の消費が少なくて済む
- 予め隙間を埋めた方が、金継ぎの作業効率が良い
だからです。
(但し、との粉を使うと乾燥させる時間が必要と思われます。が、乾燥時間については明記無し。参考までに欠けの場合は、との粉と新うるしを混ぜたものを使い、1週間乾燥させるとありました。新うるしだけで、ひびの隙間を埋めた場合には1時間おく、とありました。)
割り箸だと思うように塗れないので、隙間を埋めてからその上をなぞるように作業した方が、作業自体のストレス?は少ないかな、と思いました。
ただ、待つことが苦でなければですけどね。
どうしてそう思ったかというと、隙間があると、なぞってもなぞっても、なかなか割れ目が埋まりません!
金継ぎされた部分は、少しぷっくりと盛り上がっているイメージあるじゃないですか?
とてもそこまでいきませーーーん。
金継ぎした後も、割れ目が見えてます。まー、いんですけど。
ちなみに、はみ出した部分は乾燥した後から、カッターで優しくなぞるように削りました。
初めての作業で上手くいかないこともありましたが、割れてもう使えない。。。
と残念に思っていたお気に入りのお皿が復活して
大感激、大満足です!
金継ぎの文化って素敵ですね。
もう割れることを恐れずに好きなお皿を日常使いして楽しみます。
欠けたりヒビが入っても金継ぎして、大事に使っていきます。
『はじめての金継ぎBOOK』
ありがとう!
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