いよいよ開幕、ポーランド映画祭!イエジー・スコリモフスキ監督の舞台挨拶

ポーランド映画

ポーランド愛伝道師のポラ子です。

今日もせっせとポーランドイベント。待ってましたポーランド映画祭。

恵比寿ガーデンプレイスにある東京写真美術館にて開幕しました。


11月10日午前10時15分の回にイエジー・スコリモフスキ監督が登壇されるので、早めに会場にいこうと思いながら出遅れました。

既に列がーー。なんてこと。行列

受付で席を指定します。

ポラ子は前売りを買ってました。そこにぬかりはありませんよ。

映画祭のチケット

入場しました。

1本目「水の中のナイフ」

まずはポーランド広報文化センター所長から挨拶。

そして、いよいよ監督の舞台挨拶。この後は当然上映なので、あまり前の席には人がいませんが、後ろにはたくさんのお客様がいました。

まずは「水の中のナイフ」を鑑賞。

からのトークショー。

ポーランド語講座でお世話になってる先生が通訳されてました。

もともとはロマン・ポランスキー監督が、ヒッチハイクする学生と夫婦(元もそうだったかな?)の2・3週間の話として考えていたそうです。それをスコリモフスキ監督が「一日の話に出来るだろ」と提案し、「それはいいアイデアだ」と一緒にシナリオを書くことになったそうです。

二人で夫と青年の役をやりシナリオを書き、また夫と妻になり、などと役割を入れ替えながら書いたそうです。それは台詞を削るためだとか。

例えば Na razie(またね〜)は、Na raとするなどです。
「日本の地名みたいだね」と冗談を。

これはポラ子でも分かる言葉で監督の発音で聞き取れました。

またこの映画に使われているジャズの話にもなりました。

スコリモフスキ監督はクールジャズが好きでクシシュトフ・コメダ(Krzysztof Komeda)を一緒に聞きにいきポランスキー監督が気に入ったそうです。

 

主演女優さんはプールで見かけ気に入ったみたいです。
「だから皆さんもプールに行ったら出られるかもしれませんよ」と仰ってました〜。

「水の中のナイフ」の撮影には、参加してないそうです。なんでもその時にスコリモフスキ監督は「身分証明書」を撮っていたんだとか。

手書きでメモとらずにスマホでメモを書いたので、会話の速度に間に合わず、もう既に記憶が怪しいですが、以上のようなトークショーでした。
確かに登場人物3人だけの映画なので、台詞にはこだわったのは、なるほどでした。
ラストシーンがどちらにも行かないのが印象的でした。

映画やトークショーでは、

aktorką(女優の造格)
na lewo(左に)
proste(To jest proste=簡単)
prawda(ほんと? とか真実とか)

は聞きとれました。挨拶とか数字も分かったかな。
あとはスペルが分からなくて今書けません。

道のりは遠いけど、ポーランド語はコツコツ覚えるしかないですね。

トークイベントの後はサインと撮影会が!
2ショット
なんと、2ショット撮っていただきました!

あー、こんなことなら例のポラ帯締めれば良かったー。

会場の座席はこんな感じです。

 

2本目「マリア・スクウォドフスカ=キュリー」を鑑賞

この後はもう1本「マリア・スクウォドフスカ=キュリー」を見ました。
上映後にやはり柴田恭子さんのトークイベントがあり、とても興味深いことが聞けました。

  • 幼い時に母親と姉を亡くし、キリスト教から距離をおいたこと。
  • フランスでは、ドレフュス事件がきっかけとなりユダヤ人への差別があったこと
  • ポーランド人の愛国主義にはロマン主義的なものと、キュリー夫人のような実証主義的なもの(日々の労働によって社会を良くしていく)があること。

映画ではキュリー夫人の毅然とした態度に強さを感じました。

今日から始まったポーランド映画祭は11/23〔金・祝〕まで(注:11/12、11/19は休映)です。

当日券あるので是非、二度三度と通ってくださいね。
詳しくこちらのZ POLSKI(ポーランドのアートなどを紹介するサイト)に書いてあります。よかったらご参考に。

ではまた来週に会場でお会いしましょう! 初日の様子をご覧ください。

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