2017年12月21日 新文芸坐
アンヌ・フォンテーヌ監督 2016年 フランス・ポーランド合作
見た日のFacebookの感想
★☆★☆★☆以下ネタバレあり☆★☆★☆★
信仰とは、運命とは、と考えさせられる。
シスターのセリフがいい(なお、このシスター役の方、イーダに出てたらしい。ポラ映画祭で見ときゃよかった)。
修道院を救うべく奮闘するマチルダから信仰とは?と聞かれた時だったか、
シスターは「24時間の疑問と1分の希望よ」
と答えるのだ。
こんな会話ができるまで信頼関係を気づいた二人の女性の機微は、抑えた中にも表情などの演技によって丁寧に描かれている。
ラストの孤児院として機能しだした修道院と、病で寝た院長の対比が切ない。
トマシュ・ヴァシレフスキ監督 2016年
見た日のFacebookの感想
民主化後の女性たちを描いている。
他者と関わる難しさを感じる映画。
葬儀、教会での祈りのシーンが合間にあることで、際立つ日常の営み。二回見ないとわからないかもなー。
あるシーンがとても印象的に残ったのですが、台詞無しで人物の思いが伝わってきて、ポーランド映画らしいな、と感じました。
2018年7月29日 新文芸坐にて。
監督・脚本:ドロタ・コビエラ、ヒュー・ウェルチマン
2017年 イギリス・ポーランド合作
見た日のFacebookでは
回想シーンはモノクロで写実的なタッチの絵のアニメーシ
あとラストに近い所で、水をすくうシーンがあったんだけ
ついつい100人の画家の絵を書いてしまうけど、羅生門
ガシェとの口論の末に、、、
殺人でも自殺でも結果は同じ。
ゴッホの気持ちは、、、 見に来て良かった。
登場人物は、裕福な夫婦と若者という3人のみ。
狭いヨットという空間での、年齢、社会的地位などのさまざまな対極する世界のせめぎ合いが描かれる。好意的に思わない相手でも、優位にたてる相手なら人は関係を持つことがあると思うが、若者をヨットに誘ったのはまさにそれ。船長(映画内ではこの言葉ではないが)が絶対ということを若者にたたき込もうとするが、逆立ちしても優位にたてない“若さ=ナイフ”に次第に心乱れていく夫。見終わるとタイトルが腑に落ちる。モノクロならではの陰影の美しさ、音楽の良さも際立つ作品。
と今頃思い出して書いてみました。詳しくは別投稿をご覧ください。
マリー・ノエレ監督 2016年
キュリー夫人の悩みながらも、バッシングを受けながらも研究を続ける毅然とした態度が描かれる。子供を生み、夫を亡くし、恋をし、二度目のノーベル賞を受賞するまでは、わずかに6年だそう。
「顔」はテーマに惹かれました。それはアイデンティティとか、愛とは? という重いものだと思うのですが、主人公の元々のキャラクターなのか、描き方なのか、映画全体が俯瞰して見ている感じがし、風刺も効いていて不思議と重く感じませんでした。
2018年11月17日 ポーランド映画祭にて
ピョトレック君の眼差しの演技がとにかく素晴らしいです。ママ大好きという目。疑心暗鬼の目。落胆する目。最後の決別とでもいうような視線。とにかく素晴らしかった。
イエジー・スコリモフスキ監督 1982年
2018年12月2日 東京都写真美術館ホールにて。
予告を見、チラシのコピーで既に見る!と決めました。
一人でも多くの方に2019年のポーランド映画祭に参加して欲しいと思います。
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